日本に記録的大寒波が来ると言われる中、常夏のハワイ島に行ってきました。
『The Big Island』と言われるだけあってほんと広大な所で去年いったグランドサークルと甲乙つけがたいくらい最高の景色の中ドライブを楽しむことができました。
初日:ヒロ空港→カハルウ=ケアウホウ
2日目:サイスポイント、プナルウ黒砂海岸 (サウスポイントロード)
3日目:ポロル渓谷→カイルア・コナ (コハラマウンティンロード)
4日目:オニズカ・ビジターセンター、ワイピオ渓谷、ホノカアタウン→ヒロ (サドルロード)
5日目:ボルケーノ国立公園 (チェインオブクレーターズロード、クレーターリムドライブ)
ハワイ島って?
大阪からはホノルル経由になり、乗り継ぎ時間含めると片道15時間くらいかかります。羽田からはコナ空港への直行便があるみたいですね。
面積は四国の半分とか岐阜県や青森県と同じとかだそうですが、予想していたより広く感じました。欲張って1日で色々行くのはかなりハードになります。今回は5日かけて見どころをほぼすべて行きましたが、時差ボケ等を気にせず朝早くから夜までみっちりドライブすれば3日で周れると思いますが、4日が妥当ですかね。
大きな町は東部のヒロと西部のカイルアコナ。ホテルをとるならその2つの中から選ぶか、カイルアコナから北、または南に点在するリゾートエリアから選ぶのが無難です。ただしホテル代はめちゃ高いです。。リゾートホテルなら1泊10万円以上、三ツ星クラスの一般ホテルでも3万円以上は覚悟する必要あります。
ハワイ島は1つの島の中に四季があります。西部は基本気温が高くて晴れの日が多く、東部のヒロは朝夕雨が降って涼しいことが多いです。山に行くとグッと気温が下がって、夏でも上着が必要です。特に最高峰のマウナケアに行く場合は防寒具必須だそうです。
初日:ヒロ空港~カハルウ=ケアウホウ
いつものことですが、飛行機の中でほとんど寝れず13時頃に現地到着。この日は移動だけにしました。ヒロ空港から西部にあるカハルウ=ケアウホウまで約2時間のドライブです。
まずはヒロにあるロコモコ発祥の店と言われる『Cafe100』へ。
ライスにソースとハンバーグと卵が乗っているだけのシンプルな一品。味はまあこんなもんでしょう、って感じ。値段は、、$9.5ほど。日本円でなんと1500円、、日本のコンビニにあったら400円くらいの価値かな?。もう円換算はやめておきます(涙)。
『サドルロード』の雄大な景色を後目に本日の宿泊地であるカルハウ=ケアウホウを目指します。
ここで最初のトラブルが発生!今回楽天モバイルの海外ローミングとレンタルポケットWIFIで臨んだのですが、同じ通信会社のようで、意外と2台の携帯ともに電波届かないケースがありました。設定しておいた道案内を止めなければ電波なくとも案内は続くのですが、止めたせいかMapアプリが機能してません。さらには町に入ってもなぜか電波が復帰せず再設定もできません。なんとかカンを頼りにだいたいの場所まで行き、他のホテルで場所を聞きながら近くまでたどり着きましたが、場所が特定できません。さあどうする?と悩んでるとスーパーを見つけたので先ずは買い出しに行き、スマホを再起動すると電波が復活!なんとか辿り着けました。
地図を持ってないし、カーナビもついてないのでスマホのMapが命なんですよね。次からホテル周辺の地図のスナップショットを電波の入る所で撮っておくようにしました。
初日から2泊した『ホルアリゾート』。コンドミニアムなんですが、まるでホテルのスイートルームでした。ベッドルーム2つにトイレ3つ。調理器具や食器も完璧。1泊4万円弱とハワイの中ではお手頃の値段なので絶対お薦めします。
2日目:サイスポイント、プナルウ黒砂海岸 (サウスポイントロード)
ハワイ島には景色最高のドライブロードが5つほどあります。
そのうちの1つが11号線からサウスポイントを目指す『サウスポイントロード』。
北海道を更に雄大にしたような景色は見応えあります。
途中11号線から海を見渡せました。ハワイ島の道路は内陸の小高い所を走っていて、結構このような見渡せるポイントがあります。
一面が真っ黒の溶岩です。この景色はハワイ島以外にはないですよね。
サウスポイントロードにはいると草原が広がって牛や馬が放牧されていました。
終点の駐車場の付近では多くの人が釣りをしてました。それもかなり大物用もタックルで。マグロでも狙っているのでしょうね。崖の上からどうやって取り込むのか見てみたかったが、誰も釣り上げませんでした。
ゴールのサウスポイントです。駐車場から少し歩いたところにありますが、特に標識があるわけでなく、期待外れ。。
そこからまた11号線に戻り少し東に行ったところにある『プナルウ黒砂海岸』を目指します。
高台から海が見渡せる展望ポイントです。
ビーチは監視員がいて泳げるようになってます。ビーチにはウミガメもいました(近寄るのはNG)。
黒い砂は珍しいですよね、一見の価値ありです。
このまま来た道を戻り、日本人がやっている『UCC農園』に寄り道して帰りました。
コナコーヒーが試飲できたりチョコレートを試食できます。ただ日本語で色々説明してもらい試飲したりすると買って帰らないわけにはいかないですよね。。
3日目:ポロル渓谷、バーカー牧場→カイルア・コナ (コハラマウンティンロード)
3日目は北部方面にドライブして次の宿泊地のカイルアコナに移動します。
途中『SCENIC POINT』の標識があり行ってきました。いかにもハワイ島というビーチですね。ここハワイ島ではSCENIC POINT(展望台)が数多く設けられており、途中可能な限り寄り道することをお薦めします。どれも満足できる景観ばかりでした。
最北端近くにある『カメハメハ大王』の像です。
『ポロル渓谷』です。車はここで行き止まり。ここから先は歩いて下までいけるようトレイルが整備されてました。我々は行かず。。体力ないので(笑)。
帰りは『コハラマウンティンロード』を通って帰ります。ここも有名なドライブルートの1つで、標高1000mくらいの高地を走っていく中で、ハワイ最高峰の富士山より高い『マウナケア』を目の前に進んだり、空を飛んでいるような道になったりめっちゃ楽しめました。絶対ここもお薦めです。
有名な『Village Burger』のハンバーガーです。ビーフ100%の肉はレアになっていて肉の味をしっかり堪能することができました。バーガー単品$15。フライドポテトは別料金$5。
そこから海の方に進み、白い砂浜のビーチへも行ってきました。ただ結構波が高く、みんな泳ぐというよりは浸かっているだけですね。サーフィンするにはいいでしょうね。今回水着やシュノーケルを持っていきましたが、結局使わず。海に潜るなら現地ツアーを利用していかないとダメでしたね。
カイルアコナの街中を少し町散策をしましたが、まあお土産屋さんとレストラン主体でほぼ興味なし。特にお土産は買って帰る気になりませんね。。物価が違い過ぎる。
3泊目はカイルアコナの街中にある『Pacific 19 』というホテルに泊まりました。税金入れて1泊4万円以上する所なのですが、これが最悪!
まずチェックインに30分。たかが5組ほどしか並んでなかったのに、なぜこんなに時間かけるの?って言いたくなるところ。でようやく終わって部屋に行くと、なんと『他の人がいる』、もうこっちも中の人もビックリ!幸いとてもいい人で一緒にフロントに行ってくれました。で、またここから別の部屋を用意するのに15分、、なんでそんなに時間かかる?
ようやく部屋に行くと最初のホテルとは比べ物にならないほどの狭さで、クーラーと冷蔵庫の音はうるさく、日本で東京だとしても10000円しない安ホテルです。
更には、家に帰ってからカードの利用明細チェックしてるとこのホテルから宿泊料金の引き落としが。料金はエクスペディア通して予約したのでそっちで支払済みだし、そもそもカードの利用明細もらってないし。デポジットで預けただけのカードでこんなことされるなんて信じられません。急ぎエクスペディアに電話して返金してもらうことになりましたが、無駄な労力をかけさせられました。カードの明細をちゃんとチェックしておいてよかったです。
4日目:オニズカ・ビジターセンター、ワイピオ渓谷→ヒロ (サドルロード)
4日目はヒロへ移動です。どこの道で行こうか悩みましたが、ワイピオ渓谷やホノカアタウンに行きたかったので、また北部方面から行くことにしました。その前にサドルロードからオニズカ・ビジターセンターに寄り道することにして。
オニズカ・ビジターセンターです。ここからの眺めはイマイチでした。。ここから先に行くには四駆も車限定になり、レンタカーでは基本無理です。また山頂付近まで行く星の観察ツアーは$300/人ほどします。。
不思議なのはこの天気。ヒロの街が天気悪くてもここは晴れているらしく、世界中で一番天気が良く、空気が澄んでいるからという理由で山頂に各国の観測所が並んでいるとのことです。この日も雲一つない快晴!なんか山は天気が崩れやすいというこれまでの常識が通用しないようです。
登る途中の景色はよかったです。世界一体積の大きい山『マウナロア』が目の前に広がっていました。この山も4000m超えです。
テックスドライブインの『マラサダ』。ちょっと甘すぎ、、プレーンにした方がよかったかも。。
『ワイピオ渓谷』。昨日行ったポロル渓谷の反対側になります。谷の底は昔は王家もあった聖地らしいです。ここも上から眺めるだけで帰りました(笑)。
このままヒロまで南下。途中でアカカ滝の駐車場まで行きましたが、駐車料金が高く、長い距離をあるくみたいだったのでスルーしちゃいました。
4、5日目の宿泊は『キャッスルヒロハワイアン』です。部屋は広くて綺麗でした。また簡単な朝食もついていて、公園に囲まれているので散歩にも最適です。ここはお薦めできるホテルです。ただ周りに食事できるところがないのだけが残念なとこ。お酒飲みたい人はテイクアウトの店で買って帰るのが基本になっちゃいます。ダウンタウンまで徒歩30分くらいなので歩けないこともないですが。。
5日目:ボルケーノ国立公園 (チェインオブクレーターズロード、クレーターリムドライブ)
さあ観光最終日、いよいよ今回のクライマックスであるボルケーノ(火山)国立公園です。ヒロからは車で1時間半ほどで行くことができます。色々散策もしたかったので朝早めに出発しました。が、どんより曇ってます。まあヒロは雨の多い街だからと納得して行きましたが、ボルケーノに近づくにつれ天気が悪くなりとうとう雨が降ってきました。
ビジターセンターに着いたときは小雨で10数℃しかなさそうなめちゃ寒い天気です。この中トレイルに行っても何も楽しめません。さあどうするか悩みましたが、ビジターセンターは標高が高いので、海に行けば天気変わることを期待して、『チェインオブクレーターズロード』に先に行くことにしました。この道は数あるクレーターをつなぐようにできていて、海まで続いてます。
最初は森林の中を走る普通の道、それが急に視界が広がり一面真っ黒な溶岩の平原に変わりました。
そして天気も期待通り晴れてます。ラッキー!
更に進むと高台の上から真っ黒な海岸線を見渡すことができます。
同じ地球上と思えない見たことのない絶景に息を飲みます。
そして高台を降り、海岸部の平原に出ました。
下から見た写真です。
流れていた溶岩が固まったのがわかります。
これまでの場所は岩石って感じでゴツゴツした岩でしたが、ここは溶岩って感じでどちらかというとツルツルしてる感じですね。
ゴールの駐車場から少し歩いた所
噴火が起これば道路や展望台、トレイルが変わり、見える景色も変わるらしく、ここは『生きている大地』の最たるものです。
2025/2現在は噴火は発生してなく比較的安全に観光することができますが、噴出する溶岩を見ることなどはできません。
ビジターセンター方面へ戻る途中、小さなクレーターを見つけました。こういうのが数あるようです。
『キラウエア・イキクレーター』。クレータの中を歩くことができます。イキクレーターの駐車場から30分歩けば行くことができたようで、行かなかったことを後悔してます。もう少しちゃんと調べていれば。。
『サーストンラバチューブ』。溶岩は地表から固まり地中を流れることでできた自然のトンネルです。まあ何も考えないで歩くと普通のトンネルでした。。
いったんビジターセンターに戻って今度は『クレーターリムドライブ』に行きます。この道路は最大のカルデラである『キラウエアカルデラ』を半周していて、展望台が数カ所に設置されています。そのどれもが絶景!ここを見ただけでもハワイ島まで来た価値ありです。
ここも昔はカルデラの中にトレイルがあったようなのですが、現在は立ち入ることができません。
現在どこに行けるかは国立公園のHP(もちろん英語)を見るしかありません。他の人の旅行記を頼りに行くと全然変わってたりしますので要注意です。
本当はもう少し歩きたかったのですが、訳あって車で行ける範囲を中心の散策になりました。残念。。
ヒロに戻って夕食は有名な『HIRO BURGER JOINT』へ。ビール飲みたいのでテイクアウトにしましたが、45分かかるとのことで、改めてその時間に取りに行ってホテルに帰ると冷めていてちょっと残念でした。こういったところはお店で食べないとダメですね。。ハンバーガー$14.5、チーズバーガー$15.5、フライドポテト、枝豆など一品選択付なので他に比べると安く感じました。ちなみに肉の焼き加減も選択できます。
6日目:帰路
最終日は10時半発のフライトで帰るだけです。
珍しく朝から快晴で少しホテルの近くを散歩しました。
『マウナケア』が山頂まではっきり見えます。
ハワイの州鳥『ネネ(ハワイアングース)』です。絶滅危惧種の貴重な鳥だそうですが、この公園には家族で散歩しているのをたくさん見かけました。
ヒロだけはオアフ島にあるような大木(この木なんの木~)を見ることができます。雨が多いからなのかな?
以上、ハワイ島6日間ののんびりドライブでした!