仕事の夏休みに合わせての長距離ドライブ旅行として、これまでほとんど行ったことのない東北をターゲットにしました。1週間以上かけてキャンプや温泉旅館などを組み合わせながらの日本海側から観光地を回る計画を立て、ネット評価をベースに宿を予約しました。
ところが直前になって山形から新潟で災害級の大雨が降り、これからも東北北部で大雨が続く予報です。慌てて太平洋側から回るコースに変更しキャンプもやめて宿を押さえましたが、なんと太平洋側は台風が発生し接近する見込み。不安な天気の中決行です。
結果は大雨に合うことなく3000kmを走破!まあ曇り空が多く山はなかなか見ることができませんでしたが、名物料理を中心に美味しいものをたらふく食べて帰ってきました。
1日目:大阪~富士
2日目:富士~鎌倉~牛久~宇都宮
3日目:宇都宮~喜多方~蔵王~仙台
4日目:仙台~松島~気仙沼
5日目:気仙沼~陸前高田~宮古~盛岡~郡山
6日目:郡山~那須~日光~前橋
7日目:前橋~富岡~小諸
8日目:小諸~大阪
1日目:大阪~富士
盆休みの渋滞を考えて朝6時出発です。西名阪から名阪国道、東名阪、伊勢湾岸を通って東名に入ります。思いの外車は少なく順調に行けました。
富士山を見るため日本平に寄りましたが残念ながら雲が多く全く見えません。。青空が広がっているのでもしかして、と思いましたが、雲があると富士山はほとんど見えませんね。
そのまま三保の松原に行きます。なんとここでは奇跡的に雲がなくなり富士山の全景が見えました。ラッキーですね。
この後はまた雲が広がり、富士市役所の展望台に行くつもりが諦めました。
あおぞら食堂の桜エビ定食1400円です。サクサクに揚がったエビが美味しかったです。
2日目:富士~鎌倉~牛久~宇都宮
2日目も大きく移動します。1号線で箱根を越え、そのまま湘南海岸をサザンを聞きながら走ります。茅ヶ崎、江ノ島、稲村ケ崎、、聞いたことのある地名が続きます。そのまま鎌倉で大仏を参拝します。
車が多くなかなか進まないので早々に鎌倉を退散します。ここからは首都高、人生2回目の首都高です。前回はナビなしの時代に一人で運転しましたが、今はナビがあっても大変です。いかんせん標識を見てもどっちに行ったらいいかわかりません。。ナビの指示だけを頼りに必死で車を走らせます。かなり疲れました。。。
次は牛久の大仏、なぜか大仏巡りになりました(笑)。
鎌倉大仏を見た後なので、余計にその大きさにびっくりです。
3日目:宇都宮~喜多方~蔵王~仙台
3日目は朝から雨です。仕方なく観光を諦め、代わりに喜多方にラーメンを食べに行くことにしました。宇都宮からのんびり国道で行きます。
満喜という店で食べました。昼時ということもあって30分くらい待ちましたが、ツルツルの太麺がスープに絡んでとても美味しかったです。
ここで天気は晴れてます。仙台の天気を見ても晴れ!急遽蔵王を目指すことにしました。
裏磐梯を抜けて福島を目指します。残念ながら磐梯山は雲の中で見えません。
桧原湖です。この周辺は旅館が立ち並んでいます。雲がなければ景色がいいんでしょうね。
福島から高速を使って急いで行きましたが、残念ながら蔵王の山頂付近は雲の中、、有名な御釜までは行くのを諦めました。
仙台ではビジネスホテルに泊まって、夜は牛タンの店へ。
さすがは名物、美味しかったです。
4日目:仙台~松島~気仙沼
この日も晴れてはいますが雲が多い1日です。
朝ごはんを食べずに走っていると漁港の市場の標識を発見。寄り道をして海鮮丼で贅沢な朝食です。
石巻の仲卸市場です。ここでは好きな刺身類とごはんを買って食べることができます。捌きたてのホヤが肉厚でとても美味しかったです。
残念だったのはごはんを買うことができるところが1か所のみ、で、ごはんを買うだけで30分くらい待ちました。なんでこんなに待たされるの??並400円も高すぎ!!
ご存じ日本三景の1つ松島です。初めてなので遊覧船に乗って観光しました。
まあ昔ながらの観光地ですね、特筆するものはなし。。
色んな所に津波到達地点の標識があります。気仙沼漁港では3m以上の高さまで浸かったようです。
気仙沼では磯村という料理旅館に泊まりました。
サメやカジキの料理が盛り込まれていて、ボリューム、味とも大満足です。久々お薦めできる宿に追加です。
5日目:気仙沼~陸前高田~宮古~盛岡~郡山
5日目は三陸海岸沿いを北上しながら盛岡でわんこそばを食べて、宿泊地の郡山を目指すハードは行程です。
三陸海岸沿いは無料の高速が走っていて距離を稼ぐことができますが、街中を走らないため震災後などを体感できないのが残念です。
陸前高田は海岸沿いは道の駅と津波伝承館を中心に広大な公園になっています。市民は海から離れた場所を高台にしてそこに住んでいるようですが、空き地が多い感じでした。どこの町もそうですが人が戻っていないことを実感します。
宮古などは巨大な防波堤を張り巡らせてその中に人が住んでいます。進撃の巨人の世界ですね。。。100年に1回の備えのために海の見えない生活、複雑な気持ちになります。
今回のメインの訪問先である浄土ヶ浜です。30分ほど待つ必要があり、その時間がなく船で観光できなかったのが残念です。
事前に予約していたわんこそばに行きました。朝旅館でしっかり食べたので腹ペコで行くことはできませんでしたが、70杯食べて苦しい~。味は残念でした、まあ何事も体験です。
夜は郡山近郊の三春町にある若松屋に泊まりました。昔ながらの温泉宿ですね。一人1万円以下なので値段比としては充分満足です。
6日目:郡山~那須~日光~前橋
今日もなんとか天気は耐えそうです。前橋に向かう道中、色々と観光しながら下道オンリーで移動しました。
郡山郊外にある布引風の高原です。細い急坂道の先に高原になってました。
猪苗代湖畔です。やっと磐梯山を見ることができました。
那須高原に来ました。山頂付近は廃れていてびっくりしましたが、温泉街を抜けるとリゾート地らしく賑わってました。
日光東照宮です。有名な「見ざる聞かざる言わざる」と「眠り猫」の彫刻は意外なところにありますね、てっきりメインの社にあるものと思ってました。
華厳の滝と中禅寺湖です。どこに行っても車と人がいっぱいですね。。
前橋はビジネスホテルに泊まって外食しましたが、火曜日だからなのか、8/16の盆のためなのか、中央通りと呼ばれる繁華街なのにほとんど店が開いてません。栃木との戦いは宇都宮の圧勝ですよ(笑)。
7日目:前橋~富岡~小諸
この日も予報はよくありません。当初予定は草津温泉からロマンチック街道を向けようかと思ってましたが、やめて高崎にラーメンを食べに行くことにしました。ネットの評価から「くろ松」という店を目指し移動です。開店30分前に到着したところ店の前に記帳がありましたので名前を書き開店まで観光です。ここでも大仏を見に行きましたが残念ながら車では近くまで行けませんでした。
開店の11時に店にいくとたくさんの人がいます。回転は25人/時間程度らしく小雨が降る中外で待ちます。1時間ほど待ったでしょうか?ようやく中に入ることができました。
一番人気の(松)特級中華そば白醤油と醤油です。行列ができる意味がわかります、久々に味わった美味しいラーメンでした。店の人の対応も文句なく行列さえなければ100点満点のラーメンでした。
軽井沢方面に向けて移動中、富岡製糸場が近くにあることがわかりました、急遽寄り道です。
明治の初期に国策のために作られた日本初の洋式工場、それがそのまま現存しているということで世界遺産になったようです。これがきっかけで輸出大国の日本ができていったんですね。ただ戦後に日本がアジア各国に対して行ったことが明治初期に欧米からの支援と同じだったと思います。
このあと軽井沢の中心部を車で抜けて(渋滞に巻き込まれながら)、最後の宿泊地小諸に到着です。ここ菱野温泉は旅館内に登山電車がありその先に展望露天風呂があるとう珍しいところです。あいにくの天気ですがなんとか雨があがり温泉から八ヶ岳が見れます。晴れてたら最高でしょうね。
佐久鯉の旨煮、洗いや山女魚の刺身など地場の食材がふんだんに使われとてもよかったです。
8日目:小諸~大阪
いよいよ最終日、佐久から299号線のメルヘン街道を抜けて中央道を目指します。
残念ながら道中はほぼ雲の中で見どころはなし!移動オンリーの最終日でした。。
以上、8日間かけて3000km、16都府県を走破しました。
流石に疲れましたね。。。