石垣から西表に船で移動しダイビングします。
が、なんと日本の天気図に台風が3つもあります。9号が台湾の西にあって八重山方面に向かっています。10号は沖縄本島の東100kmのところにあってこれは離れていってます。11号は小笠原の方なのでここには影響しません。
これって島に渡ってもかえってこれないのでは?と思いつつもホテルが支払済みでキャンセル期間も過ぎているため、欠航になりそうならすぐに石垣へ戻るつもりで西表に移動しました。
西表島へ
石表島へは石垣島からフェリーで行くしかありません。高速船で1時間弱、1日に7本前後運行してます。高速船って思った以上に波に強いですね、白波が立っている海を時速60kmくらいで滑走していきます。
初日はレンタカーを借りて観光の予定です。
西表って大きな島なので石垣と同じくらいの町があると勝手に思ってました。
着いてビックリ、何もありません。コンビニは1軒もなく、信号も1つしかないのでは?1日ドライブのつもりでいましたが、3時間もあれば車で行ける範囲を回れます。一番困ったのは食事するところがない。。。緊急事態宣言の影響もあって開いている店がほとんどありません。幸い自炊施設のあるログハウスをとっていたのでスーパーで食材を買って自炊生活になりました。ただ食材も高い、石垣で外食するのと変わらん。。。。
これでダイビングできなければ何して過ごそうか?
唯一の観光、由布島の水牛車
道路の至る所に「ヤマネコ注意」の看板が。今年に入って3件の事故があった様子。いずれも旅行者のレンタカーのようなのでご注意ください。
西表ダイビング
ほとんど諦めモードで前日の朝に電話を入れたところ、意外にも「ダイビングできると思いますよ」の返事。浜に行くと帽子が飛ばされそうなくらいの風が常に吹いていたんですが。。。帰りのフェリーも多分大丈夫でしょう、ということなので予定通りの行動になりました。
今回は『にこにこダイビング』というダイビングショップにお世話になりました。料金の安さでだけで選びましたが、とても丁寧でポイントにも詳しくすごくよかったです。1人で船頭兼ガイドをこなすのは初めてでしたが。。。また西表に来ることがあればここにお世話になります。
1人なので当然アンカリングをしてのダイブになります。西表は大物を見に行くよりもサンゴ礁でのダイブが中心のようです。
風の影響からリーフの外には行けないようで港から10分程度のポイントになりました。
ミルフィーユ
ポイント名はここのガイドが呼んでいるだけのようで一般に通じる名称ではないみたいです(笑)。
リーフの外がダメで引き返してきたポイントなので期待せず潜りました。
しかし着いてビックリ、10m以上の大きな根の一面がキャベツコーラル。そこに色んな魚の群れが居ついてます。
はぐれコバンザメが寄ってきました。近くで見ると大きいですね。
テングカワハギもここではたくさん見れます。
予想外のサンゴの大きさと魚の数。これが住んでいる人の少ない離島の力?
スワローズ
これもこのガイドが勝手に呼んでいるポイントです(笑)。
ツバメタナバタウオという珍しい魚がいるからスワローとしたそうです。
写真ではわかりにくいですが、光を当てると縁が青く光り、また逆さまに泳いでいます。
色んな種類のクマノミがいます。
2本目はマクロ中心でしたが、初めて見る魚がいて楽しめました。
ドリームジャンボ
ここは西表で2人しか知らないというマル秘ポイントのようです。
だんだん風が強くなり港に戻りながらのダイブのためあまり期待せずにラストダイブに臨みました。
カマスの巨大な群れに遭遇しました。まるでバラクーダのようです。
ハナヒゲウツボの子供です。身体がまだ黒いですね。
釣りならばとても船がでないような強風の中、沖にはいけず港の周辺だけのダイビングになりましたが、予想外に見所たくさんの楽しいダイビングができました。
西表島おそるべし!良い条件の時にもう一回来ないとダメですね。
マングローブカヤック
最終日はフライトまで時間があるので半日カヤックのツアーに参加しました。
フェリーが台風で止まらないか不安もありましたが、天気図から急激に悪化しそうになかったので強行です。
マングローブの中にいてると台風の影響がわかりません。無風に近い感じですね。西表島では台風接近に伴い船を陸揚げするのでなくマングローブの中に避難させるようです。自然の力ってすごいですね。
石垣島から竹富島に行って、西表島へと1週間かけて八重山諸島を巡りました。
天候に恵まれませんでしたが、奇跡的に予定通りの行動ができまあよかったです。特にダイビングは最高ですね、ここなら海外に行けなくても満足いくダイビングができます。
また9月に来ます!
今回のダイビング動画